マカオカジノIR運営大手サンズチャイナが地元学生向け奨学金寄付15年連続実施…累計1.7億円超、約1500人が受給

 マカオでヴェネチアンマカオ、サンズマカオなど複数の大型カジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナは10月29日、マカオの7つの高等教育機関に通う地元学生を対象とした奨学金、フェローシップとして108万マカオパタカ(日本円換算:約1525万円)を寄付したと発表。

 今回の奨学金、フェローシップの受給対象者は108名で、各教育機関が過去1年間の成績及び経済状況などを勘案した上で選定するとのこと。

 サンズチャイナの王英偉(ウィルフレッド・ウォン)社長(写真中央)は10月28日に小切手授与セレモニーにおいて、同社として長年にわたり地元の多元的な人材の確保に努めてきたとし、毎年の奨学金の寄付を通じてマカオの将来のを担う若者の育成に貢献することで、(マカオ政府が目標として掲げる)世界的ツーリズム・レジャーセンターの実現をサポートしたいとコメント。

 同社は2006年から15年連続で奨学金の寄付を続けており、これまでの寄付総額は1240万マカオパタカ(約1億7500万円)超、受給者は約1500人に上るとした。

サンズチャイナから地元高等教育機関への小切手授与セレモニーの様子=2021年10月28日(写真:Sands China Limited)

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