マカオ、業界最大手「サンシティ」のVIPルームが全閉鎖

 マカオの複数のカジノ施設内に展開していた「サンシティ」のVIPルームが11月30日いっぱいをもってすべてクローズしたことがわかった。

 カジノ運営会社との協力関係が解消となった模様だ。

 近日、サンシティグループの創業者で会長兼エグゼクティブダイレクターのアルビン・チャウ氏が11月26日に中国温州市の公安当局から逮捕状が出されたことが明らかとなり、27日にはマカオ司法警察局によって身柄が拘束される(註:温州市公安局とは別のマカオ司法警察局案件として)という大きな動きがあった。同氏は現在マカオで拘留されている。

 マカオのカジノ売上に占めるVIPルーム比率は約4〜5割となっており、業界最大手のサンシティ分がなくなる12月以降のカジノ売上にどのような影響が生じるかにも注目が集まっている。

 なお、サンシティグループが12月2日に香港証券取引所で発出した公告によれば、アルビン・チャウ氏が同月1日付で会長兼エグゼクティブダイレクターを辞任したとのこと。

サンシティグループ(資料)—本紙撮影

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