「ミシュランガイド香港マカオ」2022年最新版の星獲得店発表…マカオの15店が星獲得、前回から0増3減

ミシュラン社は1月19日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュランガイド香港マカオ」2022年最新版の星獲得リストをオンライン中継形式で発表した。

同タイトルは2009年の創刊で、以降は毎年更新版が出版されており、2022年が第14版となる。2022年版はマカオの統合型リゾート(IR)運営大手、SJMリゾーツがオフィシャルパートナーに。

マカオでは、マカオ半島中心部に位置する大型カジノリゾートホテル、グランドリスボア内のロブション・オ・ドーム(コンテンポラリーフレンチ)とエイト(中国料理)、コタイ地区の大型カジノIR(統合型リゾート)シティ・オブ・ドリームズ マカオ内のジェード・ドラゴン(広東料理)の3店が前年に続いて三つ星を獲得。2019年以降、三つ星はこの組み合わせで変わらず。グランドリスボアはマカオで唯一となる1つ屋根の下に2つの三つ星レストランを擁するホテルのポジションを維持。ロブション・オ・ドームはマカオで創刊以来14年連続三つ星を維持する唯一の存在。

2022年最新版において、マカオで星を獲得した店の数は前回版3店減の15店。新たに星を獲得(初登場)した店、星の格上げ/格下げはなかった。なお、前回に続いて今回も星を獲得した15店すべてがIR(統合型リゾート)施設に入っており、マカオならではの特色といえる。

マカオで唯一創刊以来14年連続三つ星を維持したロブション・オ・ドーム(写真:SJM Resorts)

ミシュランガイド香港マカオ2022年版で星を獲得したマカオのレストランのラインナップは以下の通り。(欧文店名のアルファベット順)

三つ星
■ジェード・ドラゴン(広東料理)シティ・オブ・ドリームズ マカオ内
■ロブション・オ・ドーム(コンテンポラリーフレンチ)グランドリスボア内
■エイト(中国料理)グランドリスボア内
※前年から変動なし。

二つ星
■アラン・デュカス・アット・モーフィアス(コンテンポラリーフレンチ)シティ・オブ・ドリームズ マカオ内
■風味居(湖南・四川料理)スターワールドホテル内
■泓(マカオ)(日本料理)ウィンマカオ内
■シーチュアン・ムーン(四川料理)ウィンパレス内
■ウィンレイ(広東料理)ウィンマカオ内
※ウィンマカオ内のゴールデン・フラワー(中国料理)選外となり、前年から1店減。

一つ星
■麗軒(広東料理)ザ・リッツカールトンマカオ/ギャラクシーマカオ内
■オット・エ・メッツォ・ボンバーナ(イタリアン)ギャラクシーマカオ内
■パールドラゴン(広東料理)スタジオ・シティ内
■ザ・キッチン(ステーキハウス)グランドリスボア内
■ウィンレイ・パレス(広東料理)ウィンパレス内
■帝影樓(広東料理)アルティラマカオ内
■紫逸軒(広東料理)フォーシーズンホテルマカオ内
※ヴェネチアンマカオ内のザ・ゴールデン・ピーコック(インド料理)とホテルリスボア内のティムズ・キッチン(広東料理)が選外となり、前年から2店減。ザ・ゴールデン・ピーコックは世界的にも珍しいインド料理の星獲得店だった。

2021年版から新たに加わったレストランのサステナブルな取り組みを評価する新カテゴリー「グリーンスター」について、マカオから選ばれたのは、公立のツーリズム専門教育機関にあたるIFT(マカオ旅遊学院)が運営する教育実習施設を兼ねたIFTエデュケーショナルレストラン(マカオ料理)のみで、前年同様。同店は1月12日に先行発表されたコストパフォーマンスが高いレストラン(香港マカオ版では前菜、メインディッシュ、デザートの3品で400香港ドル/マカオパタカ=約5750円以下が基準)をピックアップする「ビブグルマン」カテゴリーにも入選している。マカオのビブグルマン掲載店は7店で、ラインナップは前回から変動なし。

このほか、星獲得には至らなかったが、ミシュランの基準をクリアしていると評価された「ミシュランプレート」カテゴリーでは、フォーシーズンホテルマカオ内のビスタ38(四川料理)が新規掲載となった。マカオのミシュランプレート掲載店は20店に。

ミシュランガイド国際責任者のグウェンダル・プレネック(Gwendal Poullennec)氏は今回の星獲得店発表にあたり、「多くの若い才能が創造性の限界を超え、香港・マカオ両地のダイニングシーンを築き上げていることを確認できた。また、自らのルーツに敬意を払い、出身地の文化に根ざした料理を紹介するシェフが増えていることを特に嬉しく思う。この不確かな時代における両地のシェフやレストラン経営者の情熱、忍耐力、創造性を称えたい」とコメントしている。

ミシュランガイド国際責任者のグウェンダル・プレネック氏(写真:Michelin)

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