マカオ 2022年1Qの観光物価指数は対前年1.02%上昇

 マカオ政府統計調査局は4月13日、今年第1四半期(2022年1〜3月)の観光物価指数が前年同時期から1.02%上昇となる116.96だったと発表。

 指数上昇の主要因は土産用食品と花火・爆竹価格の上昇で、ホテル宿泊価格とハンドバッグ小売価格の下落により上昇幅の一部を相殺したとのこと。分類別の価格指数でみると、花火・爆竹価格の上昇によってレジャー・文化活動が22.27%の顕著な上昇となり、食品・酒・たばこと薬品・個人用品についてもそれぞれ5.86%、3.64%上昇。一方、宿泊と衣類・履物はそれぞれ3.70%、1.36%下落。第1四半期には花火・爆竹の使用可能エリアが設定される春節(旧正月)シーズンが含まれる。

 昨年第4四半期の観光物価指数との比較では1.77%下落。ホテル客室価格と冬物衣料のセール販売を受け、宿泊と衣類・履物の価格指数がそれぞれ18.96%、4.74%下落。レジャー・文化活動と食品・酒・たばこはそれぞれ24.01%、6.96%上昇。

 今年第1四半期までの直近4四半期観光物価平均指数は、前四半期から0.27%下落。分類別の価格指数でみると、宿泊と交通・通信がそれぞれ11.27%、4.1%下落だった一方、レジャー・文化活動、飲食、食品・酒・たばこはそれぞれ6.77%、4.62%、3.14%上昇。

 観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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