マカオ金融管理局、政策金利を1.25%に引き上げ

 マカオ金融管理局(AMCM)は5月5日午前、政策金利に当たる基準金利を50ベーシスポイント引き上げ、1.25%としたことを発表。

 今回の政策金利引き上げは、米国連邦準備理事会(FRB)が米国時間5月4日に短期金利の指標とされるフェデラルファンド金利の誘導目標の下限を50ベーシスポイント引き上げると決めたことによる。利上げ幅は22年来で最大。

 香港ドルは米ドルとベッグ制(固定相場制)を採用しており、香港金融管理局が香港時間の5日朝に基準金利を50ベーシスポイント引き上げることを発表。マカオ金融管理局では、マカオパタカは香港ドルとのペッグ制を採用していることから、両地の政策金利が一致することが必須であるとして、香港に追随したと説明している。

 マカオの前回の政策金利引き上げは今年3月17日のことで、上昇幅は25ベーシスポイントだった。

直近10年間のマカオの基準金利の推移(図版:AMCM)

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