マカオ、2022年5月のカジノ売上は対前年68.1%減の約535億円…前月からは回復、1〜5月累計44.0%減

 マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は6月1日、今年(2022年)5月のマカオの月次カジノ売上(Gross Gaming Revenue=GGR)について、前年同月から68.0%減、前月から24.8%増となる33.41億パタカ(日本円換算:約535億円)だったとする最新統計を公表。

 前年同月比では3ヶ月連続のマイナス、対前月では2ヶ月ぶりのプラスに。

 すでに中国本土とマカオの間では条件付きで隔離検疫免除での相互往来が再開されているが、今年に入って以降、中国各地で再流行が深刻化したことを受けて水際措置の強化や移動制限が講じられるなどした結果、マカオにおける中国本土からのインバウンド旅客数が低迷し、カジノ売上に影響が及んでいるとされる。

 5月の営業日は31日間で、4月より1日間長い。今年5月の1営業日あたりの平均売上は前月から約21%の減少となる1.08億パタカ(約17.3億円)にとどまった。新型コロナの影響が生じて以降の推移については、2020年第2四半期の0.23億〜0.56億パタカ(約3.7億〜9.0億円)が底で、2021年5月にかけて回復が進み、その後は水際措置の調整と連動してアップダウンを繰り返している。

 今年1〜5月累計のカジノ売上は前年同時期から44.0%減の237.92億パタカ(約3810億円)。変動率は前月時点から7.8ポイント下落(悪化)。

 マカオ政府の2022年度財政予算における当初カジノ売上見込みは1300億パタカ(約2兆0818億円)で、5月終了時点の進捗率は18.3%。なお、前年も同額の見込みだったが、大幅未達(66.8%)だった。

ゲスト及び従業員のマスク着用やカジノ用品の消毒強化といった防疫対策を講じた上で営業を続けているマカオのカジノ施設(資料)=2020年3月(写真:GCS)

【資料1】2022年のマカオの月次カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)
・1月:63.44億パタカ=約1016億円(20.9%減)
・2月:77.59億パタカ=約1243億円(6.1%増)
・3月:36.72億パタカ=約588億円(55.8%減)
・4月:26.77億パタカ=約429億円(68.1%減)
・5月:33.41億パタカ=約535億円(68.0%減)
>1〜5月累計:237.92億パタカ=約3810億円(44.0%減)

【資料2】2013年〜2021年のマカオの年間カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)
・2013年:3607.49億パタカ=約5兆7785億円(18.6%増)*ピーク時
・2014年:3515.21億パタカ=約5兆6627億円(2.6%減)
・2015年:2308.40億パタカ=約3兆6976億円(34.3%減)
・2016年:2232.10億パタカ=約3兆5754億円(3.3%減)
・2017年:2657.43億パタカ=約4兆2567億円(19.1%増)
・2018年:3028.46億パタカ=約4兆8510億円(14.0%増)
・2019年:2924.55億パタカ=約4兆6846億円(3.4%減)
・2020年:604.41億パタカ=約9682億円(79.3%減)
・2021年:868.63億パタカ=約1兆3914億円(43.7%増)

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