マカオ、市中陽性者が56人増…6/18以来の累計694人に=緩やかな下落続く

 人口約68万人のマカオでは、約8ヶ月にわたって新型コロナの市中感染確認例ゼロを維持していたが、6月18日深夜以降、陽性者の出現が続いている。(以下、「6・18アウトブレイク」と表記)

 6・18アウトブレイクは、感染力が非常に強いオミクロン変異株派生型の「BA.5.1」が市中へ流入(感染源不明)し、急速に伝播が拡大したものとされ、1平方キロメートルあたりの人口密度が2万人超と極めて高いマカオにとって、大きな脅威となっている。

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは7月2日朝、6・18アウトブレイクに関する各種最新情報を発表した。

 2日午前0時までの直近24時間にPCR検査を経て陽性が確定した人の数(市中感染事例に限る)は56人(一般市中33人、隔離対象23人)で、6月18日以降の累計は694人に。前日から10人減で、近日は緩やかな下落傾向にあるものの、依然として一般市中で発見に至るケースが多い状況に変わりはなく、市中に伝播チェーンが残っている状況が伺える。

 2日午前8時までに隔離の対象とされた人の数は1万0792人に上るとのこと。内訳は、陽性者のほか、核心濃厚接触者が1747人、非核心濃厚接触者(陽性者と居合わせた)が6798人、二次濃厚接触者が538人、一般接触者が334人、付き添い人が681人。

 マカオでは6月19日以降、全市民を対象とした義務的なPCR検査及び迅速抗原検査、さらには一部重点区域、重点人群に対象を絞った追加のPCR検査によるスクリーニングが複数回にわたって実施され、いずれも多くの陽性者の発見に至った。直近では、6月29日から7月2日まで1日1回の迅速抗原検査が実施されており、毎日のように検査を通じた陽性報告が上っている。

 このほか、陽性者が出現した場所(ビル及び店舗単位)に対する局地ロックダウンや各種人流抑制措置などが講じられており、市民はここまで約2週間にわたって不便な生活を余儀なくされている。中国広東省でもマカオからの入境者に対する水際措置が大幅に引き上げられ、両地間の相互往来が困難な状況となっている。

台風接近予報の中で局地ロックダウン対象ビル住民への生活必需物資の配給にあたる市政署職員ら=2022年7月1日(写真:GCS)

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