マカオ、2022年4〜6月期の総体住宅価格指数は258.7…同年3〜5月期から0.3%下落

 マカオ政府統計調査局は8月8日、今年(2022年)4〜6月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は258.7で、前回調査(今年3〜5月期)から0.3%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が0.2%下落の259.0、タイパ島・コロアン島が0.5%下落の257.7。

 ストック物件(中古)の価格指数は0.2%下落の276.5。エリア別にみると、マカオ半島が横ばいの269.3、タイパ・コロアン島が0.6%下落の305.1。築年数別では、6〜10年、11〜20年が0.5%、0.1%のそれぞれ下落、5年以下は0.4%上昇。未完成物件(プレビルド)は0.3%上昇の307.7。実用面積別では、50〜74.9平米が1.1%下落、100平米以上が1.4%上昇だった。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは2020年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられており、ツーリズム産業を柱する経済は大打撃を受けた。住宅不動産市場については比較的安定して推移してきたが、コロナ禍の長期化によりこのところ影響が現れている。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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