マカオ当局、春節ホリデー期間中の単日平均インバウンド旅客数4.7万人見込む

 マカオでは、1月8日にウィズコロナへ完全移行し、PCR検査証明なしでの入境が可能となった。以降、地理的に近い中国本土及び香港からの旅客を中心に、インバウンド旅客数が急回復している。

 年間最大の旅行シーズンのひとつとなる春節(旧正月)ホリデーを間近に控え、マカオ政府治安警察局、旅遊局、衛生局など関連当局が1月18日に合同会見を開き、それぞれ春節ホリデーに向けての対応策を明らかにした。

 治安警察局によれば、春節ホリデー期間中の出入境者数が大幅に増えるとし、スムーズな通関を維持するため入境審査にあたる職員などを増やして対応するとのこと。ピークは3日目(1月25日)になるとの予想。

 旅遊局では、単日平均インバウンド旅客数が延べ4.7万人になるとの見込みを示した。参考までに、マカオの人口は約68万人、面積は山手線の内側の半分に相当する約30平方キロ。

 インバウンド旅客の増が見込まれ、また域内各所で大型イベントも開催されることから、治安警察局は混雑状況に応じて交通規制を敷く準備も進めているという。

 マカオで新型コロナの影響が生じたのは、2020年の春節ホリデー直前のことで、例年に近い規模で春節ホリデーシーズンを迎えるのは実に4年ぶりとなる。

春節ホリデーを前に多くのツーリストで賑わうマカオ・セナド広場の様子(写真:GCS)

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