マカオの母乳授乳室が368室に…政府が普及推進

 マカオ政府は母乳による育児を勧める方針を打ち出しており、広く社会に支持を求めるとともに、公営、私営機関における母乳授乳室の設置拡充を通じて授乳環境の一層の良化に取り組んでいるという。

 マカオ政府衛生局(SSM)は3月17日、昨年(2022年)末時点のマカオにおける母乳授乳室の設置状況について発表。政府部門が249室、政府からの補助を受ける非営利団体が52室、市営企業が67室の計368室で、各区に分布しているとした。

 SSMでは、2016年に母乳授乳室設備及び管理標準ガイドラインを制定したほか、同局のスマートフォンアプリ及びウェブサイトの特設ページで母乳授乳及び母乳授乳室に関する情報発信、各種プロモーション活動の実施などを通じ、市民の母乳授乳に対する支持向上を図ってきたとのこと。

 参考までに、マカオの面積は約30万平方キロ(山手線の内側の約半分)、人口は約67万人。年間インバウンド旅客数は3000万人超(コロナ前)で、アジア有数の観光都市として知られる。

マカオに設置されている母乳授乳室のイメージ(写真:SSM)

関連記事

最近の記事

  1.  訪中外国人向けの「区域性入境ビザ免除政策」が10月から実施されることが明らかになった。  …
  2.  目下、マカオでは中国本土で大型連休となる中秋節・国慶節シーズンを迎え、イミグレーションや観光名所…
  3.  中国本土で大型連休となる国慶節ゴールデンウィークはインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占め…
  4.  マカオ初となる本格的な軌道系大量輸送機関として、2019年12月にマカオLRT(Light Ra…
  5.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオ内にあるJWマリオットホテルマカ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの統合型リゾート(IR)運営大手のギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ」内に9月8日、新ホテル「W…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  香港とマカオの間をおよそ1時間で結ぶ高速船「ターボジェット」及び「コタイウォータージェット」を運…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…

イベントカレンダー

香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2023年10月号
(vol.124)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun