8月新規住宅ローン貸付減少、商業物件向けは増加

マカオ政府金融管理局は10月18日、今年(2013年)8月の住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。前月大幅増となった住宅向けは減少、一方、前月減少していた商業物件は増加に転じている。未返済ローン残高については住宅、商業向けともに増。

8月の新規住宅ローン貸付承認総額は33億パタカで、前月比25.3%の大幅減。うち、マカオ居民が占める割合は99.1%に。金額ベースでは前月と比較してマカオ居民向けが24.7%減、非居民向けが62.1%減となった。前年同期比での新規住宅ローン貸し付け承認総額は24.6%の減。

未完成物件に対する新規貸付は4,417万パタカで、前月比31.9%の増。貸付承認総額98.2%がマカオ居民向け。なお、前年同月比では81.4%の下落。未完成物件の売買に対する規制がスタートしたことが主要因とみられる。

商業物件への新規貸付は前月比59.5%増の41億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが98.2%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが64.0%増、非マカオ居民が37.5%の減少となった。前年同月比では133.1%の大幅増。

8月末締めの未返済住宅ローン残高は1,104億パタカで前月比1.8%、前年比24.6%のそれぞれ増。うちマカオ居民が94.4%を占めた。商業物件は同798億パタカで前月比3.0%、前年比21.2%のぞれぞれ増、うちマカオ居民が92.2%となっている。

なお、返済滞納率は住宅ローンが0.05%で前月から軽微の改善、前年同月から0.01ポイント改善。商業物件ローンは前月比0.01ポイント、前年同月から0.02ポイント改善の0.07%だった。

タイパ島のマンション群(資料)―本紙撮影

タイパ島のマンション群(資料)―本紙撮影

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