マカオ初の本格ラスベガス型IR「サンズマカオ」が開業19周年…恒例のタクシー運転手への弁当配布実施

 マカオ半島新口岸地区にあるカジノIR(統合型リゾート)サンズマカオ(澳門金沙)がきょう(5月18日)開業19周年を迎えた。

 サンズマカオはマカオ半島新口岸地区の外港フェリーターミナルに近い好立地にあり、マカオ初の本格ラスベガス型IRとして2004年5月18日にオープン。マカオ政府とコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営の一角にあたるサンズチャイナが開発・運営を手がける。

タクシードライバーに弁当を配布するサンズマカオオペレーション担当ダイレクターのノエル・チョー氏(写真:Sands Macao)

 サンズマカオは2004年のオープン以来、毎年の開業記念日にタクシードライバーへ弁当の無償配布を恒例実施している。市民や観光客を送迎してくれるタクシードライバーの存在があってこそ施設の成功があるとの考えに基づき、日々の貢献に対する感謝の意を表し、慰労するのが目的とのこと。

 サンズチャイナのオペレーション担当エグゼクティブバイスプレジデントのショーン・マクレリー氏は「毎年サンズマカオの開業記念日を祝うにあたり、昼夜問わず移動の便を提供するタウシードライバーへ感謝の気持ちを伝える機会を設けており、(コロナ禍から)マカオ社会も正常化に向かい、インバウンド旅客数も回復傾向にある中、皆で協力してより良いサービスを提供し、マカオの観光業に貢献していきたい」とコメントした。

サンズマカオの開業19周年を記念してタクシードライバーに配布された弁当のイメージ(写真:Sands Macao)

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