マカオ、新型コロナ新規感染者数の毎日公表を再開…約半年ぶり

 マカオでは長きにわたってゼロコロナ政策を堅持してきたが、昨年(2022年)12月初旬に事実上のウィズコロナに転換。以降、防疫措置が段階的に緩和あるいは撤廃され、すでに水際措置及び日常生活はほぼ正常化している。

 ウィズコロナ転換後、マカオでは大規模な流行が出現し、人口約68万人の8割程度が昨年末にかけて新型コロナに感染したとみられる。また、PCR検査体制に変更が生じたことなどから無症状感染者の実数把握が困難となり、12月14日から無症状感染者数の公表を取りやめ、衛生当局の隔離治療施設の入所分をカウントするかたちに変更された。

 前回の大流行は年末年始にかけて終息し、今年1月8日からは風土病(Endemic)扱いとされた。以降は安定した状況をキープしてきたが、大流行から半年が経過したことで、集団免疫の低下によるリバウンドの出現が危惧されている。

 マカオ政府新型コロナウイルス対策センターは5月21日、近日マカオにおける新型コロナの感染例が増加傾向にあり、市民に対して警戒を促すため、同月20日分から(無症状感染者を含む)毎日の新規感染者数の公表を通じ、地域コミュニティにおける流行状況の実情を明らかにすると発表。

 実数把握の方法については、医師による臨床診断報告資料、PCR検査機構における検査結果資料、迅速抗原検査を用いたセルフ検査結果報告プラットフォームにアップロードされた資料をベースにカウントし、90日以内に感染歴がある再陽性疑いの事例は除くとのこと。

 直近の感染者数は、5月17日が702人、18日が658人、19日が551人だったという。

 同センターでは、直近の感染者数増について、周期的なピークを迎えているものであり、またウイルスは抗病原性ではなく、医療システムと社会機能に影響を与えるものではないとの見方も示した。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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