人工衛星「澳門科学1号」が打ち上げ成功…中国本土とマカオが初めて共同開発

 マカオ政府の発表によれば、中国(本土)とマカオが共同開発した初の人工衛星「澳門科学1号」が5月21日現地時間午後4時、中国西部にある酒泉衛星発射センターで打ち上げに成功したとのこと。

打ち上げに成功した人工衛星「澳門科学1号」=2023年5月21日(写真:GCS)

 澳門科学1号は、世界初の低緯度の地磁気と宇宙環境を科学的に探査する人工衛星で、地磁気の探査精度は中国で最も高いとされ、中国における宇宙磁気測定技術レベルの向上が期待されている。

 このプロジェクトは中国国家航天局とマカオ特別行政区政府が共同で立ち上げ、探査データは双方で共有されるといい、マカオ政府は航空宇宙及びその他革新的技術開発分野における両地の協力に新たな道が開かれるものとしている。

 なお、衛星地球局はマカオ・コタイ地区にある澳門科技大学内に設置されている。

澳門科技大学内に設置された衛星地球局(写真:GCS)

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