香港の富裕層人口が39.5万人に増加…シティバンク調査、資産運用の多様化と承継意識鮮明に

 シティバンク香港は11月18日、2025年版の「香港富裕層調査レポート」を発表した。

 同行によれば、香港富裕層調査は今回が21回目となり、香港在住の富裕層を対象に資産状況や投資行動を分析したもので、調査結果では金融資産1000万香港ドル(日本円換算:約2億円)以上を保有する「富裕層」の人口は約39万5千人に上り、前年から増加したことがわかり、香港の21〜79歳人口の約7%に相当するとのこと。

 富裕層の純資産中央値は2050万香港ドル(約4.1億円)、流動資産中央値は1000万香港ドル(約2億円)だったほか、初めて資産が100万香港ドル(約2000万円)に達した平均年齢は34歳、株式や投資ファンドが主な投資手段だったことや初めて不動産を購入した平均年齢は33歳で、資産配分は平均で流動資産が49%、不動産が51%だったことなどがわかったという。

 また、より資産規模が大きい流動資産中央値5000万香港ドル(約10億円)の富裕層については、株式やファンドに加え、債券や構造性商品など多様な投資を行っており、海外不動産投資への関心も高く、保有率がは35%に達するなど、投資戦略がグローバル化傾向を示した。この層では、資産承継への意識も強まっており、46%が次世代への資産承継を優先課題とし、流動資産のうち約3割を承継可能な資産に振り分け、29%は生命保険や遺言、家族信託を活用するといったかたちで承継計画を実行していることも明らかになったとした

香港の町並み(資料)=本紙撮影

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