マカオ、海外労働者数が16.1万人まで回復…ホテル・飲食業ではコロナ前の76%に

 マカオでは、年初のウィズコロナ転換による水際措置の大幅緩和を受けて、インバウンド旅客数が急回復しており、ツーリズム関連業界における人材需要が高まっている状況。

 マカオ政府労工事務局公表資料を参照すると、今年(2023年)5月末時点のマカオの海外労働者数は16万1508人だった。前月末から3306人増で、対前月の増加数は今年2番目に多さに。

 業種別では、ホテル・飲食業が4万1610人で最多となり、前月末から1501人増。コロナ前の2019年12月末の76%にあたり、全業種の中で最も早く回復が進んでいる状況。

 マカオのホテル業界では、長期にわたるコロナ禍で特に雇用の調整弁となる海外労働者の人材流出が進んだ。年初からインバウンド旅客数が急回復する中、人材不足によりホテル客室供給数に影響が出ているとも指摘されたが、需要拡大を受けての採用増により、状況は徐々に改善に向かっているとみられる。

大型統合型リゾート(IR)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の町並み(写真:MGTO)

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