第64回国際数学オリンピック、マカオ代表は48位…メンバー全員がメダルと表彰の好成績

 世界中から集まった高校生の数学の精鋭たちが難問に挑み、交流と切磋琢磨を図る場となる第64回国際数学オリンピック(IMO2023)が日本の千葉県・幕張メッセで7月2日から13日にかけて開催された。

 マカオ政府教育・青年発展局(DSEDJ)は7月24日、青年の成長支援、学生の数学力水準向上を目的とし、同局が組織したマカオ代表チームが同月6日から13日にかけて同大会へ参加したと発表。

第64回国際数学オリンピックの開幕式に出席したマカオ代表チーム(写真:DSEDJ)

 同局によれば、マカオの3つの学校に通う6人で編成されたマカオ代表チームは1人が銀メダル(参加人数の2/12相当)、2人が銅メダル(同3/12相当)を獲得し、3人がオナラブルメンション表彰(最低1問で満点)を受ける好成績を収めたとのこと。マカオ代表メンバーは積極的に各地からの参加者と交流するなど、数理論理学に対する探究心を高める機会になったとした。

 今大会には112の国と地域から618人が参加。マカオの国・地域別の順位は48位で、前回から1ランクアップ。マカオは1990年から出場し、最高順位は2015年の35位。

第64回国際数学オリンピックに参加したマカオ代表チームメンバーの6人(写真:DSEDJ)

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