マカオ司法警察局が夜のカジノ施設内外で防犯パトロール実施…違法両替従事の中国人4人摘発

 マカオ司法警察局では、マカオの良好な社会環境の維持と保護を目的にマカオ警察総局による指揮の下、広東省及び香港の警察当局との協力による大規模作戦「落雷2023」を継続展開している。

 同局が8月10日に発表した内容によれば、同作戦の一環として同月9日午後9時から10日未明にかけて、捜査員25人を動員して統合型リゾート(IR)が集積するコタイ地区のカジノ施設内及び周辺において防犯パトロールを実施したとのこと。

 今回のパトロールでは110人(男96人、女14人)が調査対象となり、このうち「換銭党」と呼ばれる違法両替に従事していた中国本土出身の男4人の身柄を拘束。警察署で4人に対する身元確認と調査を行った後、その他の犯罪行為へ関与していないことが明らかとなったことから、治安警察局の入管部門へ全員の身柄を引き渡し済みとした。

マカオ司法警察局が実施した防犯パトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

 このところ司法警察局、治安警察局、税関が連日市内各所で大規模な防犯パトロールや一斉取り締まりの実施、また水際対策を強化して臨んでおり、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

 同局では、今後もマカオ域内の治安情勢を注視し、各種犯罪抑止策及び取り締まりなどの法執行を通じ、マカオの良好で安定した社会治安の維持と保護に努めるとしている。

マカオ司法警察局が実施した防犯パトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

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