マカオ歴史市街地区保護状況に関するレポートが世界遺産委員会で承認

 マカオ政府文化局(ICM)は9月17日、同月10日からサウジアラビアの首都リヤドで開催された国連教育科学機関(ユネスコ)の第45回世界遺産委員会に同局の代表者が出席し、マカオ歴史市街地区の保護状況に関する最新報告が承認されたと発表。

 ICMによれば、世界遺産委員会は「マカオ都市総体計画」の公布が遺産の保護及び管理における重要なマイルストーンであるとした上、マカオ歴史市街地区の保護及び管理計画の策定が進展していること、また(世界遺産ギア要塞付近にある)「東望洋斜巷18-20號」の未完成建築物に対する対処方法(建設計画変更により高さを制限した上で工事再開を認める内容)についても賛同したとのこと。

ユネスコ第45回世界遺産委員会に出席したマカオ政府文化局の梁惠敏局長らマカオ代表団(写真:ICM)

 ICMでは、関連決議の内容について積極的なフォローアップを行うとともに、各界の理解と協力を得ながらマカオの貴重な文化遺産のに対する取り組みを推進していくとした。

 このほか、同委員会では中国が申請していた「普洱の景邁山古茶林の文化景観」の世界遺産リストへ登録が決まった。中国の世界遺産は57件に。

ユネスコ第45回世界遺産委員会で中国が申請した「普洱の景邁山古茶林の文化景観」の世界遺産リスト登録が決定(写真:ICM)

関連記事

最近の記事

  1.  目下、マカオでは中国本土で大型連休となる中秋節・国慶節シーズンを迎え、イミグレーションや観光名所…
  2.  中国本土で大型連休となる国慶節ゴールデンウィークはインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占め…
  3.  マカオ初となる本格的な軌道系大量輸送機関として、2019年12月にマカオLRT(Light Ra…
  4.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオ内にあるJWマリオットホテルマカ…
  5.  中国本土で大型連休となる国慶節ゴールデンウィークはインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占め…

ピックアップ記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  香港とマカオの間をおよそ1時間で結ぶ高速船「ターボジェット」及び「コタイウォータージェット」を運…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営大手のギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ」内に9月8日、新ホテル「W…

イベントカレンダー

香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2023年10月号
(vol.124)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun