コカイン入りカプセル89個を体内に隠して欧州から空路マカオへ密輸…ブラジル人の男逮捕

 マカオ司法警察局は11月14日、不法麻酔・向精神薬販売罪で無職のブラジル人の男(31)を逮捕、検察院送致したと発表。

 同局によれば、国際麻薬密売グループがさまざまな国籍の人物を集め、体内に麻薬を隠して欧州からマカオへ密輸しているとの情報があり、各種対策を講じるとともに、マカオ国際空港における到着客に対するチェックを強化して臨んでいたところ、10月30日午後、欧州から空路シンガポールを経由してマカオへ向かう旅客の中に不審なブラジル人の男を発見し、マカオ国際空港へ到着後、身柄を拘束したとのこと。

 同局の警察官が男に対するX線ボディスキャナーを使った検査を行ったところ、体内に多数の卵型の物体が多数存在することが判明したことから、男を詳細検査のため医療機関へ移送。その後、男が体内から89個のカプセルを排出し、同局の緊急鑑定によりカプセルの中身がコカインであることが確認されたという。その量は933.6グラム、末端価格にして308万パタカ(日本円換算:約5710万円)相当に上った。

 男は警察の調べに対し、他人に雇われて密輸を図ったことを認めた上、10月29日にフランスのパリで麻薬入りのカプセルを呑み込み、空路シンガポール経由でマカオ入りし、次の指示を待つ手筈で、成功報酬として約2万3500パタカ相当の外貨(約44万円)ブラジルレアルと米ドル)を受け取ることになっていたなどと供述したとのこと。

 同局では、コカインの最終輸送先はマカオではないとの見方を示し、本件に関連する人物の行方及びコカインの出どころについて捜査を継続するとした。

 なお、10月上旬にも南アフリカから空路シンガポール経由でマカオ入りした南アフリカ人の女による同様の事案が報告されたばかり。

コカイン密輸事件の証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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