マカオのジャンケットプロモーター数が10年連続減少…18事業者に

 このほどマカオのギャンブル規制当局にあたるDICJがカジノ仲介ライセンス事業者(いわゆるジャンケットプロモーター)の2024年1月1日付最新リストを公表。同リストは年初に更新されるのが恒例となっている。

 最新リストによる事業者数は18社で、前年の36社から半減。2014年から10年連続の減少に。ピークだった2013年の事業者数213との比較では1割以下まで落ち込んだことになる。

 このほか、2024年1月1日付のDICJからカジノ仲介パートナー許可を得た個人は8人。

 DICJが公表した資料によれば、2024年のカジノ運営6社の仲介ライセンス事業者との契約上限数は計50、パートナーの認可上限数は250人とのこと。

 2022年のカジノ関連法の改正によりカジノ仲介従事者の資格審査の厳格化、カジノ運営会社との契約に関する制限といった規制が大幅に強化され、経営環境が厳しさを増しているとされる。また、かつてはマカオのカジノ売上の大半をVIPルームが占めたが、マスシフトが進む傾向が顕著で、すでにマスが7割超を占める状況に変化している。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の夜景(資料)=2020年7月本紙撮影

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