MGMチャイナ好調、利益17.7%増―13年決算

MGMチャイナホールディングスは2月19日、2013年の決算発表を行った。各部門がそれぞれ成長を遂げ、運営コストコントロールも奏功したと総括。マスゲーミングフロア(平場)のテーブルウィンとVIPクラブのローリングチップの増に牽引され、総売上は前年比18%増の257.28億香港ドル(日本円換算:約3,392億円)となった。ライセンス費用支払い前の調整後EBITDAは20%増の66.45億香港ドルで、創業来最高を更新。EBITDA利益率は0.3ポイント上昇の25.8%。

上場親会社の株主に帰属する純利益は17.7%増の53.34億で過去最高。1株当たり利益は1.40香港ドル。マスゲーミングフロアのテーブルウィンが26%増、スロットマシンのベット金額が16%増、VIP倶楽部のローリングチップ数が27%増。

2013年通年のMGMマカオのホテル客室稼働率は98.3%に達し、客室平均売上(REVPAR)は2,078香港ドル。

コタイプロジェクトについても工事は順調に進んでいるとのこと。コタイ地区新リゾートのホテル客室数は1,600室、ゲーミングテーブルは500台、スロット機は2,500台を予定しており、ノンゲーミング予算がプロジェクト総面積の85%以上を占めるという。プロジェクト予算は230億香港ドル(土地コスト及び資本化利息除く)で、2016年初頭の開業予定。

MGMコタイプロジェクト完成予想図 (c) MGM China Holdings Limited

MGMコタイプロジェクト完成予想図 (c) MGM China Holdings Limited

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