マカオ税関がコロアン島で密航事案2件相次ぎ摘発

 澳門海關(マカオ税関)は1月30日、海域のスマート監視システム及び赤外線暗視カメラを活用した全天候型の海上及び沿岸での違法活動に対するパトロールにより、違法活動の高リスク地点に対する厳格なモニタリングを実施することで法執行能力の向上と取り締まり強化を図る中、同月26日と28日ににコロアン島の2ヶ所で違法出入境事案2件の摘発に成功したと発表。

 1件目の事案は26日夜に発生。スマート監視システムによるアラートと赤外線暗視カメラを活用し、コロアン島の南東沿岸に位置する九澳オイルタンク付近で不審者2人を発見すると同時に、九澳エリア沖の海上を高速で陸地に向けて航行する不審船の存在を把握し、違法出境の可能性があるとして陸上の職員を九澳オイルタンクへ向かわせて捜索し、草むらの中で男2人を逮捕。また、上述の不審船が「失敗」に気づいたためか急に引き返して現場を離れたといい、税関の高速パトロール艇が追跡するもマカオ管理海域を離脱したことから、中国本土の法執行部門に追跡の継続を依頼する通報を行ったとのこと。逮捕された2人はいずれも中国人(中国本土居民)で、年齢は37歳と48歳。このうち1人が密航支援役、密航を企図したもう1人については過去にマカオでの犯罪歴があり、入境禁止期間中だった。

1件目の事案で逮捕された男ら(写真:澳門海關)

 2件目は28日夜に発生。スマート監視システムと赤外線暗視カメラによるモニタリングにより、コロアン島の西部沿岸に位置するコロアン譚公廟から市政墓地方面に航行する不審船を発見し、密航の可能性があるとして速やかに高速パトロール艇、陸上のパトロール職員、ドローン部隊を配備した後、付近の岸辺から2人が上陸したことが判明し、治安警察局と合同での捜索体制を敷き、まもなく海上で不審船を制止し、中にいた操縦役の男1人を逮捕するとともに、陸上の捜索でも女1人の逮捕に成功。逮捕された2人はいずれも中国人(中国本土居民)で、年齢は男が39歳と女が35歳。女はマカオ入境禁止期間中だった。

 なお、密航を支援した男2人を密航・違法滞在ほう助罪で検察院送致され、勾留措置が講じられたとのこと。密航を企図した男女2人については出入境施設不経由入境罪で検察院送致された後、身柄を治安警察局の入管部門に移送するとしている。

 税関では、目下、マカオ警察総局の指揮下で冬の防犯運動2024を展開する中、今後も海上と沿岸における監視を強化して臨むとした上、市民に対して違反行為を発見した場合、速やかに通報してほしいと呼びかけた。

 マカオでは密航事案がしばしば発生しているが、最近はマカオ入境禁止期間中にある人物が関与するケースが多い印象。

2件目の事案で逮捕された密航船の操縦者の男(写真:澳門海關)

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