マカオ、春節GW4日目のインバウンド旅客数は約20.1万人…4日間累計70万人超に

 中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。

 今年(2024年)の春節GWは2月10日〜17日の8日間。マカオ政府旅遊局(MGTO)は連休8日間の総インバウンド旅客数を96万人(延べ、以下同)、単日平均12万人とする事前予測を示している。

 MGTOが2月14日に発表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、春節GW4日目(2月13日)のインバウンド旅客数は20万1023人だったとのこと。前年同日との比較では122.6%増。

 このうち、中国本土からの旅客が全体の79.5%を占める15万9885人、香港からの旅客が16.4%の3万2887人で、それぞれ前年同日から200.7%、2.1%増。

春節ゴールデンウィークに大勢の旅客で賑わうマカオの世界遺産・媽閣廟(写真:MGTO)

 4日目までの累計では、総インバウンド旅客数が70万3347人、単日平均が前年同時期から173.3%増の17万5836人に。全体に占める中国本土旅客の割合は74.6%、香港旅客は19.3%。

 なお、MGTOではインバウンド旅客の入境のピークはGW3日目(2月12日)と予想しており、単日のインバウンド旅客数は昨年の大晦日(17万4930人)以来およそ2ヶ月半ぶりに新型コロナの影響が生じた2020年2月以降の単日最多、さらに統計史上2番目となる21万7541人に上った(最高記録は2019年2月7日の22万6874人)。香港における連休が13日までとなっていることなどから、今後は漸減するものとみられる。

 参考までに、昨年秋の国慶節GW(8日間)の総インバウンド旅客数は93万2365人、単日平均11万6546人で、これを上回るかどうかがひとつの基準とされている。

春節ゴールデンウィークに大勢の旅客で賑わうマカオの観光名所・タイパヴィレッジの官也街(写真:MGTO)

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