マカオ、カジノで負けた男がホテル客室に侵入して睡眠中の宿泊客から現金盗む

 マカオ治安警察局は4月15日、マカオ半島中区の福隆新街にあるホテルの客室に侵入し、現金を盗んだとして中国人(中国本土居民)の60代の男を窃盗罪で逮捕、検察院送致したと発表。

 同月14日、ホテルの宿泊客から客室内で睡眠中に窃盗被害に遭ったとする通報が寄せられたとのこと。被害者は同日午前5時頃に客室へ戻って休息し、午前9時に目が覚めた際、ズボンのポケットの中に入れていた約1760香港ドル(日本円換算:約3.5万円)の現金が亡くなっていることに気づき、通報するに至ったという。

 通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システム及びホテルの監視カメラ映像を活用して被疑者を特定し、同日マカオ半島の北京街で逮捕に成功。男の滞在先から犯行時に着用していた衣服が発見された。

 男は同局の調べに対し、カジノに負けて旅費を失い、ホテルへ入ってドアの開く部屋を探し当て侵入し、犯行に及び、盗んだ現金は使い果たしたとなどと供述したとのこと。

窃盗罪で逮捕、検察院送致された男(写真:マカオ治安警察局)

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