マカオ、金の指輪を試着したまま持ち去ったインドネシアの女を逮捕

 マカオ治安警察局は5月9日、マカオ半島北部の新橋エリアにある宝飾品店から4000パタカ(日本円換算:約8万円)の金の指輪1点を盗んだとして、マカオで就労する50代のインドネシア人の女を逮捕したことを明らかにした。

 同月6日午後、宝飾品店の店主から被害通報が寄せられ、捜査に着手。店主によれば、女は単独で店を訪れ、詐欺であるとは気づかず女の求めに従って金の指輪1点を試着させたところ、女は娘からの返事を待って購入すると話したが、ちょうど店内は忙しい状況にあり、店主が別の客に対応しているうちに女が姿を消したという。

 その後の同局が店内の監視カメラ映像及び「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して捜査を進め、被疑者の女の身元を特定。事件発生翌日、現場付近にある集合住宅の一室で女を逮捕するとともに、被害品の奪還に成功したとのこと。女は同局の調べに対して出来心でやってしまった犯行を認めており、同局では窃盗罪で検察院送致済みとした。

(右)窃盗罪で逮捕、検察院送致された女(写真:マカオ治安警察局)

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