パンツの中に覚醒剤隠して香港からマカオへ密輸…フィリピン人の男2人逮捕

 マカオ司法警察局は6月11日、”アイス”と呼ばれる覚醒剤の吸引及び密売に絡み、マカオで居住、就労するフィリピン人の男2人を逮捕したと発表。

 同局によれば、香港からマカオに覚醒剤を密輸して同郷の者らへ密売しているフィリピン人がいるとの情報を掴み、内偵捜査進めていたところ、容疑者の男2人の特定に成功したとのこと。その後、同月10日に2人が香港で仕入れた覚醒剤を持ってマカオに戻ることがわかったため、配備を敷いて対応にあたり、2人が港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設から入境し、タクシーに乗ったところで逮捕したという。

 逮捕時、2人はパンツの中に”アイス”と呼ばれる覚醒剤を隠し持っており、その量は合計119.4グラム、末端価格にして約40万パタカ(日本円換算:約780万円)相当だったとのこと。他にも覚醒剤の吸引器具などを所持していたという。

 2人は同局の調べに対して覚醒剤の吸引及び密輸を認め、尿検査の結果はいずれも陽性だったとし、不法麻薬・向精神薬密売及び同吸引、不適当器具・設備所持の罪で検察院送致するとともに、覚醒剤の出どころと他に関連する人物の有無について捜査を継続するとした。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は1月23日、違法薬物の使用と密売に絡み、マカオで就労するするインドネシア人のカ…
  2.  マカオ消防局は1月23日に記者会見を開き、昨年通期(2024年1〜12月)の消防関連統計データを…
  3.  マカオでは春節(旧正月)を間近に控え、年賀用品の販売も盛んになっている。  マカオ治安警察…
  4.  マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月23日、昨年通期(2024年1〜12月)の無認可宿泊施設に対す…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年2月号
(vol.140)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun