2023年度「マカオグリーンホテルアワード」授賞式開催…27軒が受賞

 マカオ政府環境保護局(DSPA)は6月20日、同局が主催する2023年度「マカオグリーンホテルアワード(澳門環保酒店獎)」の授賞式を開催。15軒が同年度のアワードを獲得した。

 マカオグリーンホテルアワードは毎年開催されており、今回が17回目。アワードの有効期間は3年間となっており、現時点(2021〜2023年度)でマカオのホテル総数の約半数にあたる54軒がアワードを保持している。

2023年度「マカオグリーンホテルアワード」受賞式の様子=2024年6月20日(写真:DSPA)

 同局は授賞式において、現在アワードを保持する54軒のホテルのうち7割近くがカーボン・オーディットを実施し、運営過程で発生する二酸化炭素排出量を把握した上、その削減方法と目標を設定し、目覚ましい成果を挙げていると評価。廃棄物処理については、すべてのグリーンホテルが古紙、ペットボトル、アルミ缶、使用済み電池のリサイクルを行っており、その累計回収量は7万2000トン超で、古紙に限ると2万3000トン超に上るとのこと。また、7割以上のホテルが食品廃棄物のリサイクルに取り組んでおり、独自の処理システムを導入したホテルものあるほか、グリーンホテルでは電気自動車用の充電設備の拡充を進めており、目下の充電スペース数は約300(うち3割が電動バイク用)、一部を一般開放しているという。

 同局では、来月(7月)1日から8月16日にかけて2024年度のグリーンホテルのエントリー受付を行う予定で、2022、2023年の授賞ホテルについても、さらに上のカテゴリーにエントリーすることが可能とした。

 マカオグリーンホテルアワードの授賞ホテルリストはDSPAの公式ホームページで確認することができる。

「マカオグリーンホテルアワード」受賞ホテルのセントラルキッチンに設置された食品廃棄物処理システムの例(写真:DSPA)

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