マカオで就労するベトナム人の男が違法ドラッグ吸引…職務質問きっかけで発覚

 マカオ治安警察局は7月12日、違法ドラッグの吸引器具を所持していたなどとしてマカオで就労する30代のベトナム人の男を逮捕したと発表。

 同局によれば、容疑者逮捕の経緯について、同月10日にマカオ半島北部の祐漢エリアをパトロール中に挙動不審だったことから職務質問を行ったところ、所持品の中から覚醒剤の吸引器具が見つかったという。

 容疑者は同局の調べに対し、同月7日にマカオ半島の新馬路付近でフィリピン人の男から500パタカ(日本円換算:約1万円)で(違法)ドラッグを購入し、10日未明に祐漢エリアにある公衆トイレ内で上述の器具を使って吸引した後、警察官から職務質問を受けるに至ったなどと供述。また、医療機関における薬物検査で、マカオで管制薬物に指定されているアンフェタミンに陽性反応が確認されたとのこと。

 同局では、男を違法ドラッグの吸引及び不適当器具所持の罪で検察院送致する方針とした。

 このところマカオで海外労働者が絡む違法ドラッグ絡みの事案がしばしば報告されている。

マカオ治安警察局が逮捕したベトナム人の男(写真:マカオ治安警察局)

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