マカオIR運営サンズチャイナが夏の大規模ショッピングイベントを6年連続開催へ

 マカオの統合型リゾート(IR)運営6陣営の一角にあたるサンズチャイナは5月19日、コタイ地区にある傘下のIR「ヴェネチアンマカオ」内にあるエキジビション施設「コタイエキスポホール」にて、7月17〜20日(各日12〜22時)にわたり「サンズショッピングカーニバル2025」を開催すると発表。

 同イベントはコロナ禍にあった2020年にサンズチャイナ社が地元小売業者を支援する目的で企画した大規模ショッピングエキジビションで、同年夏に初開催。初回の成功を受け、以降も年次開催され、今回で6回目を迎える。

「サンズショッピングカーニバル2024」会場の様子(写真:Sands China Ltd.)

 サンズチャイナによれば、同イベントの来場者数は昨年までの5回で延べ約54万人に上ったという。同社では、マカオ政府が打ち出した経済のダイバーシティ化を目指す方針に呼応するとともに、マカオ経済の多元的な発展に寄与したい考えから、今回も地元中小企業、同社系IRに出店するテナントに対して出展費用を無料にする支援策を講じるほか、社会福祉団体やカルチャー・クリエイティブ業界の参加も呼びかけ、これらが一堂に会することで、地元のみならず中国本土や香港からの来場者にアピールし、マカオでの消費を促進する相乗効果を生むことが期待されるとした。

 今回の出展ブース数は9つのゾーンに580以上を予定しており、初日に特売を行うほか、大型国際フードコートの設置、ファミリー施設の充実、コンテストやワークショップなどさまざまなステージイベントをラインナップするなど、家族連れが楽しめる企画を用意し、夏のショッピングレジャーシーンを盛り上げたいとのこと。

「サンズショッピングカーニバル2024」会場の様子(写真:Sands China Ltd.)

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