マカオ、台風警報シグナル9発令中に徒歩でカルヴァーリョ総督大橋を渡った旅客2人検挙
- 2025/7/20 18:44
- 社会・政治
マカオでは、7月20日にかけて台風6号(国際名:ウィパー)が再接近し、交通機関に影響が生じる8以上の台風警報シグナル(※)が発令された。
マカオでは、シグナル8以上が発令された場合、各種交通機関の運休や店舗の休業などの影響が生じる。マカオ半島と離島部を結ぶ4本の跨海大橋についても、シグナル8の発令により西灣大橋の下層部を除き通行止めに。また、シグナル9以上では西灣大橋の下層部も通行止めとなり、マカオ半島と離島部のアクセスが断絶を余儀なくされる。今回のウィパー襲来では、20日午前4時にシグナル8、午前11時にシグナル9、午後0時30分にシグナル10と段階的にシグナルが引き上げられ、午後5時にシグナル8へ引き下げとなっている。
マカオ半島と離島部を結ぶ4本の跨海大橋のうち、徒歩で渡ることができるのは、カルヴァーリョ総督大橋(別名:マカオ・タイパ大橋)の1本のみ。ただし、シグナル8以上が発令された場合や悪天候時には、車道だけでなく歩道についても通行止めと規定されている。

マカオ治安警察局は7月20日午後2時半頃、シグナル9が発令中の同日午前11時半頃にカルヴァーリョ総督大橋を徒歩で渡っている人物がいるとの通報を受け、現場に警察官を急行させ、まさに橋を渡っているところだったインバウンド旅客2人の身柄を確保するとともに、安全な場所への移動を支援したと発表。
また、この旅客2人について、シグナル8以上での通行禁止を定める「道路交通規則」に違反したとして検挙したとのこと。
同局では、台風の影響を受ける期間、身の安全の確保のため、安全な場所に留まり、跨海大橋を徒歩で渡るような危険を伴う行為は絶対にやめるとともに、天気の変化に留意し、政府部門が発出する警戒情報をしっかり確認してほしいと呼びかけた。
※:香港・マカオの台風警報シグナルは低→高の順で1、3、8、9、10























