マカオ税関が運び屋向け密輸品供給拠点摘発…冷凍鶏もみじ約500キロ発見

 澳門海關(マカオ税関)は8月5日、マカオ警察総局による指揮の下、各保安部門が地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした大規模取り締まり作戦「落雷2025」を展開する中、同日午後のパトロール中にマカオ半島北部に所在するビル内で運び屋向け商品供給拠点1ヶ所を発見し、即時に摘発を行ったと発表。

 マカオ半島北部については、中国本土との主要な陸路の玄関口・關閘イミグレーション(通称:ボーダーゲート)に近い位置にあることから、以前から両地の間を往来する運び屋相手のビジネスを行う店舗や倉庫などが存在すると指摘されており、当局が高頻度でパトロールや摘発を行っている。

 税関によれば、摘発対象となったテナントには現場責任者のマカオ人の男(52)が1人がおり、中から冷凍鶏もみじ(鶏の足先の部分)約500キログラム、市価およそ2.5万パタカ(日本円換算:約46万円)相当を発見したとのこと。

密輸品供給拠点に対する摘発の様子=2025年8月5日(写真:澳門海關)

 税関では、この男が運び屋を組織して中国本土へハンドキャリー方式で密輸出することにより正当な貿易活動の規制逃れを図ったとみて、対外貿易法の関連規定に基づき行政違反手続きを開始するとともに、食材が室温下で放置されていたことから、保管状況(温度管理)が食品安全法に触れる可能性があるとして市政署に通報。食材については廃棄処分済みとした。

 アフターコロナでマカオと外地の往来が正常化した一昨年(2023年)の年初以来、マカオでは運び屋が絡む密輸事案がの摘発が頻発。昨年から直近にかけてマカオから中国本土への密輸出で摘発されたケースについては、冷凍肉類や活ロブスターといった食材と中古スマホやパソコン用のCPUといった電子製品が目立っている。冷凍鶏もみじに関する摘発事案は5日ぶり。

 税関は本件を受け、市民に対して報酬を目当てに運び屋行為へ従事しないよう呼びかけを行い、今後も取り締まり戦略を随時調整しながら全力を挙げて運び屋行為の撲滅に取り組む考えを示した。

密輸品供給拠点に対する摘発の様子=2025年8月5日(写真:澳門海關)

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