マカオの2025年6月貨幣・金融統計公表…ローカルの預金残高が2ヶ月連続過去最高更新

 マカオ政府金融管理局は8月5日、今年(2025年)6月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下記の通り。

【マネーサプライ】
 流通貨幣が前月から0.2%下落、通知預金が4.5%上昇となり、M1は3.2%増。また、準通貨負債は0.9%上昇。M1及び準貨幣負債を含む広義貨幣供給量M2は1.1%増の8248億マカオパタカ(日本円換算:約15兆0601億円)に。M2に占める通貨別の比率はマカオパタカが32.1%、香港ドルが46.4%、人民元が6.7%、米ドルが12.8%。

【預金】
 マカオ居民(マカオ居留権保有者)による預金残高は1.1%増の8038億マカオパタカ(約14兆6767億円)で前月に続いて過去最高を更新、非居民による預金残高についても6.5%上昇の3739億マカオパタカ(約6兆8271億円)、公共部門の銀行システムへの預金残高は1.6%上昇の2197億マカオパタカ(約4兆0115億円)となり、これらを総合して計算した銀行システムの預金残高は2.6%増の1兆3973億マカオパタカ(約25兆5074億円)で2ヶ月連続増。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの占める割合はそれぞれ18.8%、46.7%、8.3%、24.4%。

【融資】
 地元民間部門への融資は前月から2.8%上昇の5126億マカオパタカ(約9兆3574億円)。対外民間部門への融資は5.5%増の5226億マカオパタカ(約9兆5399億円)。銀行システムの総融資額は4.2%上昇の1兆0352億マカオパタカ(約18兆8973億円)となり、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ21.4%、44.1%、11.2%、20.0%。

【預貸率/不良債権比率】
 銀行のマカオ居民に対する預貸率は今年6月末時点で前月末から0.8ポイント上昇の50.1%。非マカオ居民含む総体預貸率は1.1ポイント上昇の74.1%。1ヶ月及び3ヶ月ベース計算による流動資産対負債比率はそれぞれ67.3%、56.6%水準。このほか、不良債権比率は前月から0.3ポイント下落の5.4%に。このところ不良債権比率の上昇は落ち着きつつある。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2025年7月本紙撮影

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