マカオ、2025年2Qの不動産賃料統計公表…住宅0.2%上昇、商業テナント0.8%下落
- 2025/8/17 10:29
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は8月15日、今年第2四半期(2025年4〜6月)の住宅・商業テナント等の賃料に関する統計を公表。
今年第2四半期における商業テナントの実用面積1平米あたり平均賃料は、新規契約の賃料が比較的低かった影響により、前の四半期(2025年1〜3月)から0.8%下落の481パタカ(日本円換算:約8740円)に。エリア別では、マカオ半島の新橋エリアが332パタカ(約6030円)、マカオ半島の荷蘭園エリアが332パタカ(約6030円)、マカオ半島のコシュタ・アリアーガエリアが461パタカ(約8380円)で、それぞれ3.5%、2.2%、1.6%下落。一方、マカオ半島の黒沙環・祐漢エリアは454パタカ(約8250円)、マカオ半島の中区は668パタカ(約1万2140円)で、それぞれ0.6%、0.5%上昇。
住宅の実用面積1平米あたりの平均賃料は新規契約の高層マンションの家賃が比較的高かった影響により、前の四半期から0.2%上昇の139パタカ(約2530円)に。エリア別では、マカオ半島の新口岸エリアが121パタカ(約2200円)、コロアン島が151パタカ(約2740円)、マカオ半島の林茂塘区が151パタカ(約2740円)、タイパ島の中心エリアが141パタカ(約2560円)で、それぞれ1.5%、1.2%、0.9%、0.9%上昇。マカオ半島の黒沙環新埋立エリアは1.5%下落の161パタカ(約2930円)。住宅の実用面積別では、100〜149.9平米が128パタカ(約2330円)、50〜99.9平米が138パタカ(約2510円)で、それぞれ0.7%、0.3%上昇。150平米以上は1.2%下落の124パタカ(約2250円)。
このほか、オフィス物件は1.3%下落の286パタカ(約5200円)、工業用途物件は0.1%下落の123パタカ(約2240円)。
前年同時期と比較したオフィス物件、商業テナント、工業用途物件の平均賃料は、それぞれ4.8%、1.8%、0.9%下落。住宅は3.0%上昇。
住宅・商業テナント等の賃料に関する統計は、統計の充実化によって不動産市場の状況をクリアにする目的で2023年第1四半期から新たに公表がスタートしたもの。統計資料は財政局の房屋税(固定資産税)における不動産賃貸報告がベースとなっており、貸主がマカオ政府や慈善団体などの契約は除外しているとのこと。





















