マカオ税関、運び屋による密輸事案11日間で13件摘発…海上・沿岸のパトロールも強化

 澳門海關(マカオ税関)は8月15日、マカオ警察総局による指揮の下、各保安部門が地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした大規模取り締まり作戦「落雷2025」を展開する中、8月4日から14日までの11日間にマカオと中国本土との間の陸路の玄関口にあたる關閘、青茂、横琴のイミグレーション施設で密輸事案を13件摘発したと発表。

 発見に至った密輸品の内訳は、電子たばこのヒートスティック500本、未検疫の食材390.5キログラム、中古電子製品211個、中古スマートフォン47台とのこと。

マカオ税関が摘発した未検疫食材の密輸事案(写真:澳門海關)

 このほか、上述の期間中、密航や密輸の抑止・取り締まりのため、通常巡回に加え、人手を増やして海上及び沿岸のパトロールに臨み、58人(男49人、女9人)に対する調査を行ったが、違法・違反行為は発見されなかったという。

 税関では、引き続きマカオの水際における治安状況を注視し、各種犯罪に対する抑止と取り締まりを通じて、マカオの社会治安の維持と公共安全の確保を図る考えを示した。

マカオ税関による沿岸におけるパトロールの様子(写真:澳門海關)

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