マカオで2023年以降3例目のサル痘感染例確認…患者は29歳男性、潜伏期間中に外遊先で高リスク行為

 マカオ政府衛生局(SSM)は8月27日夜、マカオで2023年以降3例目となるサル痘(エムポックス)感染例が確認されたと発表した。

 患者はマカオ居民の男性(29)で、8月23日に発熱、咽頭痛、下痢の症状が現れ、中国本土の医療機関を受診。その後、8月26日夜に中国本土からマカオへ戻り、公立総合病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)を受診し、同院で検査を受け、27日に検査結果が明らかとなり、サル痘感染確認に至ったもの。目下、患者の容体は安定しているとのこと。

 同局によれば、患者は疫学調査に対し、潜伏期間中に外遊先で高リスクな性行為歴があったことを認めたが、マカオ及び発症後の行為は否定し、またげっ歯類類・霊長類動物との接触歴もないと説明。同局は輸入性事案のサル痘感染例に位置付けた。なお、患者はサル痘ワクチン未接種だったという。

 SSMでは、(2023年)9月14日から高リスクと評価されたマカオ居民を対象とした無償のサル痘ワクチン接種を行っている。

 マカオでサル痘感染例が確認されるのは2023年12月15日以来、約1年8ヶ月ぶり。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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