総工費約230億円の豪華4つ星ホテル竣工 マカオフィッシャーマンズワーフ

マカオでカジノ付きテーマパークやホテルを運営するレジャー大手、マカオレジェンドディベロップメント(勵駿創建)は11月15日、傘下のマカオフィッシャーマンズワーフ内で建設工事を進めてきた新ホテル、ハーバービューホテル(勵庭海景酒店)がこのほど竣工したと発表した。

発表の内容などを総合すると、同ホテルは、18世紀の東欧チェコ・プラハをテーマにしており、客室数は444室、ホテルクラスは4つ星という。政府の認可を待ち、今年第4四半期中にも正式開業となる見通し。

同社のデービット・チャオ(周錦輝)共同会長兼エグゼクティブディレクター兼CEOによると、今回の新ホテル建設への総投資額は約2億米ドル(日本円換算:約233億円)に上り、工期は1年1ヶ月と、予定より1ヶ月多くかかったという。

マカオフィッシャーマンズワーフは、マカオ半島の東岸、マカオの海の主要玄関口となる外港フェリーターミナルに近い立地にある。現在、大規模リニューアル工事を展開しており、今回竣工したハーバービューホテルのほか、2つの新ホテル、400隻のクルーザーが停泊できるマリーナ、恐竜博物館、客席数1200席のオペラ劇場、コンベンション施設などの建設工事を進めている。

デービット・チャオ氏によると、マカオフィッシャーマンズワーフのリニューアルに関し、マカオレジェンドディベロップメント社が政府に申請するゲーミング(カジノ)テーブル数は500台以内になるとのこと。申請については、段階的に行っていく考え。先般申請した35台分については、ハーバービューホテルに隣接するバビロンカジノの2階フロアに設置を予定しており、最低賭け金がVIPより低いが一般のマスゲーミングフロア(平場)より高額となるハイエンドマス型の会員制エリアにしたいとのこと。この会員制エリアは直営とし、仲介業者を入れない意向。また、機械式カジノのフラミンゴ・スロット・クラブについては、新たにライブ中継型ゲーミングテーブルを2台設置し、サッカーくじなどの投票ができる窓口なども誘致する予定という。

マカオフィッシャーマンズワーフのハーバービューホテル。18世紀の東欧チェコ・プラハがテーマ—本紙撮影

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