マカオ政府の財政黒字3割縮小、カジノ低迷で=15年1-2月累計

マカオのカジノ売上が昨年(2014年)6月から今年(2015年)2月まで9ヶ月連続で前年割れとなっている。マカオ政府の歳入のおよそ8割をカジノ税が占めることから、財政への影響も懸念されている。

マカオの英字日刊紙「マカオビジネスデイリー」が3月16日付紙面で報じた内容によると、
マカオ政府の今年(2015年)1-2月累計財政黒字が前年同期比29.8パーセント減となる157.6億パタカ(日本円換算:約2391億円)にとどまっているという。主要因はカジノ売上低迷によるカジノ税の減少とのこと。

しかしながら、マカオ政府では通年の財政黒字を518.6億パタカ(約7868億円)と見込んでいることから、現在のペースでも十分に目標をクリアできる見通し。

マカオ特別行政区政府本部ビル(資料)—本紙撮影

マカオ特別行政区政府本部ビル(資料)—本紙撮影

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