港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設とマカオ市街地と結ぶ路線バスがダイヤ改正…増発など利便性向上=1月26日実施

昨年(2018年)10月24日に開通した香港と珠海、マカオを結ぶ港珠澳大橋。マカオ半島の北東沖に位置する人工島にある港珠澳大橋マカオ側イミグレーションとマカオ市街地の間を結ぶ公共交通機関によるアクセス手段として、路線バス「101X」と「102X」の2系統が運行されている。

マカオ政府交通事務局(DSAT)は1月24日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の利用者が増加傾向にある中、これまでの輸送実績や旅客の動向データなどを検証した結果、「101X」と「102X」について途中停留所の増や一部時間帯の高頻度運行化を盛り込んだダイヤ改正を1月26日の始発から実施すると発表した。具体的な変更点は下記の通りとなる。

「101X」系統は、マカオ半島北西部エリアにおいて停留所を3ヶ所増。24時間運行を継続し、午前6時から翌午前1時までの運転間隔を平日が10〜12分、土曜・日曜・祝日が8〜10分、午前1時から午前6時までについては曜日を問わず25〜30分とする。

「102X」系統は、始発を1時間繰り上げて午前6時、終発を1時間繰り下げて午前0時に。運行間隔は午前6時から午後8時までが12〜15分、午後8時から午前0時までが15〜18分で、土曜・日曜・祝日に限って午前9時から午後8時までが10〜12分となる。港珠澳大橋方面行きのルートにおいてマカオ半島の中心に位置する葡京酒店(ホテルリスボア)停留所を加える。葡京酒店停留所は「101X」系統の折り返し点であり、多くの路線バスが乗り入れる亞馬喇前地(プラサ・フェレイラ・アマラル)バス停にも近い。

最新版のタイムテーブル付きの路線図はマカオ政府交通事務局の公式ウェブサイトまたはスマートフォンアプリで確認することができる。

2019年1月26日改正版の「101X」系統ルート案内(写真:DSAT)

2019年1月26日改正版の「101X」系統ルート案内(写真:DSAT)


2019年1月26日改正版の「102X」系統ルート案内(写真:DSAT)

2019年1月26日改正版の「102X」系統ルート案内(写真:DSAT)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局は4月23日夜、マカオで「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バ…
  2.  このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2024年)1〜3月累計の歳…
  3.  今年(2024年)6月23日から7月3日にかけて、マカオでISF(国際学校スポーツ連盟)「ワール…
  4.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランドリスボアパレス(上葡京)で4月22日、世界…
  5.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社は4月22日、マカオ特別行政区の成立25周…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun