新マカオグランプリ博物館、まもなく参観予約受け付けスタート

マカオ政府旅遊局(MGTO)は3月19日、大規模リノベーション及び拡張工事を進めてきたマカオグランプリ博物館(マカオ半島新口岸地区)を一部テストオープンした。

同日、プレス向け内覧会が行われたほか、マカオ各界・団体を招待しての内覧会を実施していくとのこと。また、4月以降は事前予約方式による一般の参観申し込みを受け付け、正式オープンに向けた館内環境及びサービス品質改善のための意見収集を行う予定とした。

テストオープン期間中の一般の参観予約はMGTOの特設サイト(eticket.macaotourism.gov.mo)から事前ネット予約方式での受け付けとなる。3月22日午前9時から4月分(毎週土・日曜日とパブリックホリデー)、5月分(休館日の火曜日を除く毎日)の受け付けがスタートするとのこと。開館時間は各日とも午前10時〜午後1時、午後3時〜午後6時の2部制(入館締切時間はそれぞれ1時間前まで)で、予約枠に上限を設け、受け付けは申し込み順。予約が完了すると、QRコードがメールで届き、参観当日に会場入口のチケットカウンターでそれを提示して入場券と引き換える方式を採用するとした。4月、5月のテストオープン期間中の入館料は、下記の通り。

・マカオ居民IDカード保有者:20マカオパタカ(日本円換算:約270円)/12歳以下、65歳以上、マカオ特別行政区学生証保有者、マカオ特別行政区ツアーガイド証保有者、障がい者とその同伴者1人は無料
・非マカオ居民:40マカオパタカ(約540円)/4〜12歳、65歳以上、国際学生証保有者、国際博物館協会会員証保有者、障がい者とその同伴者1人は20マカオパタカ/3歳以下は無料
*12歳以下は成人の同伴が必要

新マカオグランプリ博物館のレーシングカーの内部構造に関する展示(写真:MGTO)

新施設は4フロア構成で、延べ床面積は旧施設の6倍になっている。19日のプレス内覧会で公開されたのは、このうち2フロア分。マカオグランプリに出場したレーシングカー、優勝を飾ったレーシングカーやバイクの内部機構、著名なレーシングドライバーの紹介、マカオグランプリの歴史などが展示されていた。

また、VR技術を活用したレーシングカーやレーシングバイクに乗ってマカオグランプリのコースを走る疑似体験ができるシミュレーター、タイヤ交換やレーシングカーの風速を体験できるコーナー、レーシングドライバーのユニフォームを着て記念撮影できるコーナーも設置されており、インタラクティブ性が強化された印象だ。

マカオグランプリ博物館はマカオグランプリ開催40周年を記念し、1994年にマカオ半島新口岸地区のツーリズムアクティビティセンター内にオープン。2017年7月から大規模リノベーションのため休館が続いていた。

新マカオグランプリ博物館のレーシングカーに設置されたVRドライブシミュレーター(写真:MGTO)

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