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中国本土、新型コロナ新規市中感染確認104人…広東省珠海市でオミクロン変異株の市中感染出現=1/14

珠江デルタ2022/01/15 10:13

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降も全国的には安定した状況を維持しているが、散発的な市中感染確認例が度々出現している状況。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が1月15日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月14日の中国本土における新規市中感染確認は104人(前日から39人減)だったとのこと。5日連続で3桁台に。内訳は河南省52人(安陽市37人、許昌市12人、鄭州市3人)、天津市39人(津南区37人、西青区2人)、広東省8人(珠海市6人、深セン市2人)、陝西省4人(西安市)、浙江省1人(杭州市)。中国本土で市中感染確認例が出現するのは90日連続。市中の無症状感染例についても6日連続出現となり、広東省(広州市と珠海市各1人)の計2人。

 香港・マカオと陸で接する広東省では、香港と接する深セン市で2日ぶりに市中感染確認が出現したほか、マカオと接する珠海市でも隣の中山市で陽性者1人が出現したことを受けて実施された大規模なPCR検査を通じて、感染確認6人、無症状感染1人が見つかり、オミクロン変異株疑いとのこと。感染経路は不明だが、同一の伝播チェーン上にあるものという。中山市で出現した陽性者は珠海市で見つかった感染者と時間的、空間的交差があったことも明らかにされている。天津市では1月初旬に市中でオミクロン変異株の伝播が出現(発端は不明)し、累計感染者数が200人規模に。近日感染確認例が急増している河南省の安陽市については、疫学調査及びウイルスゲノム解析の結果、12月末に天津市津南区滞在歴のある大学生がきっかけと判明。別の省でも天津市からの流入とみられる事案が確認されている。一方、昨年12月以降に累計およそ2000人規模の感染確認例が西安市ではこのところ新規感染確認数が下落を維持しており、沈静化に向かっている模様。

 1月14日24時時点の中国全土で治療中を受けている感染確認者数は3451人(うち輸入性が1240人)で、重症者は11人(輸入性1人)。無症状の患者743人(輸入性689人)が医学観察下にあるとのこと。

 中国当局は域内における拡散防止と同時に、域外からの流入と院内感染を防止するための徹底した措置を講じるなどして「清零(ゼロ化)」を目指す徹底的な対処を進めてきた。具体的には、局地ロックダウン、全民PCR検査によるスクリーニング、区域を跨ぐ移動の制限、飲食店等の特定業種に対する営業制限等の措置が挙げられる。しかしながら、昨年11月下旬以降、各地で散発的な再流行が断続的に出現。省市区を越えて伝播したものもあれば、一部地域にとどまるものもあり、最初のきっかけとなった感染源もさまざま。

 このほか、マカオ特別行政区では1月14日まで97日連続市中感染確認例ゼロとなった一方、香港特別行政区では昨年末から直近にかけて航空会社クルーをきっかけとした市中におけるオミクロン変異株の伝播チェーンが複数出現し、市中における陽性者の確認が連日続いている。昨年5月末に流行第4波が終息して以降、落ち着いた状態が続いていたが、すでに第5波が始まっているとされ、各種防疫措置が一気に引き締めとなるなど緊張が高まっている。広東省中山市及び珠海市でオミクロン変異株の市中感染確認例が相次ぎ出現したことを受け、マカオでも水際措置の調整が進むなど、流入に対する警戒が高まっている。

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

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