港珠澳大橋の香港側とマカオ側のイミグレ間を結ぶシャトルバス、台風シグナル「8」発令時には運休へ
(2019/08/06 12:19 配信)
マカオでは、台風シーズンを迎えている。台風接近時には、警報にあたるシグナル(1〜10)が発令され、「8」以上となった場合には、域内の公共路線バスや香港・広東省各都市との間を結ぶ高速船が運休となる。
先週、台風7号(国際名:ウィパー)がマカオに接近し、7月31日午後2時から8月1日午前1時30分にかけて、今年初めてとなる台風シグナル「8」が発令された。
実はこの際、1つの大きな問題が発生。昨年10月24日に開通した港珠澳大橋の香港側とマカオ側のイミグレーション間を結ぶシャトルバス(金色の車体色から金巴=ゴールドバスと呼ばれるもの)が運行を継続。すでに公共交通機関がストップした中、シャトルバスを利用してマカオに到着した多くの旅客がイミグレーション施設で立ち往生する事態となった。マカオ交通当局が事態打開のため急遽臨時バスを出すことを決め、市街地中心部までピストン輸送を行ったが、シグナル8は安全確保のため屋内待機を要するという意味を持ち、すでに路線バス運休を決めた中での後手に回った対応が物議を醸す結果となった。
これを受け、マカオ交通当局は8月5日に広東省珠海市にある港珠澳大橋シャトルバス運行会社と台風シグナル発令時における対応に関する会議を開催。同局発出のプレスリリースによれば、討議の結果、今後、マカオでシグナル8が発令される場合、マカオへ向かうバスについて、発令予定時刻(マカオでは気象局から事前にシグナル発令予定時刻が発表される)15分前を最終便とすることに決定したとし、利用者に注意を促した。
なお、港珠澳大橋を経由して香港とマカオの市街地間を結ぶクロスボーダーバスについては、シグナル8発令に伴い運休していた。

港珠澳大橋のマカオ側と香港側のイミグレーション施設と往来するシャトルバスに乗り込む乗客=2018年10月24日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設内(写真:GCS)
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