香港、新型コロナ新規陽性者は市中2人含む5人…4人がオミクロン変異株疑い=1/15

(2022/01/15 18:27 配信)

珠江デルタ

 人口約740万人の香港では、2020年11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、2021年5月にかけて状況が落ち着き、同月末までに終息した。

 6月以降も外遊歴のない人(多くが空港業務従事者)の散発的な感染確認があったものの、長く市中における連鎖的な伝播は出現していなかったが、大晦日に検疫規則違反のキャセイパシフィック航空の男性クルーをきっかけとしたレストラン「望月樓」店内での伝播が出現したことが判明し、83日にわたって続いた市中感染確認例ゼロ記録がストップ。年初には別のキャセイ航空クルーを発端とした感染連鎖伝播チェーン(いずれもオミクロン変異株)も見つかり、連日新たな陽性者が相次いでおり、すでに流行第5波が始まったものとみられる。

 香港衛生当局の発表によれば、1月15日午前0時時点集計の単日の新規陽性者は5人(4人がオミクロン変異株疑い)で、内訳は輸入関連性を含む市中が2人、輸入性(海外からの入境者)が3人。2日連続で単日の新規陽性者が1桁を維持した。

 輸入関連性を含む市中の陽性者2人のうち1人は検疫センターの保安スタッフの女性(51)。先に陽性(感染源はキャセイ航空女性CA)となった同僚の女性と昼食を共にする間柄で、密接接触者として強制検疫の対象となっていた。もう1人は香港島北角地区に住む男性(85)で、家族が陽性となったことを受けて1月8日から検疫センターで隔離検疫を受け、13日に発熱の症状が出たという。

 初歩陽性者は約10人。市中のケースでは、香港国際空港で貨物機の機内清掃を担当するスタッフが含まれる。先に同じ職種の陽性者が出現したが、面識はなかったとのこと。

 目下、香港では市中で出現した陽性者及び初歩陽性者の住居のあるマンション同棟住民や立ち寄り先に居合わせた人が次々と強制検疫(検疫センターでの隔離検疫)あるいは強制ウイルス検査の対象となっており、域内におけるソーシャルディスタンス措置、水際措置の引き締めも進む状況。近日では、水際措置の強化を受けて輸入性事案が大幅減となっており、輸入性を含む市中事案は連日出現するものの1桁台を維持し、感染経路もほぼ追跡できている状況。

 このほか、香港の1月14日午後8時時点のワクチン接種率は75.8%(1回目の接種完了)、70.0%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は1045万0906回、1日あたり接種回数は4万4542回(7日移動平均値4万0255回)。香港ではワクチンが充足している状況で、政府は昨年9月末までに免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割(1回目接種完了)を突破できるとする見通し示していたが、9月以降は接種回数の低迷が顕著で、11月23日にようやく達成された。11月11日から3回目の接種(ブースター接種)がスタートし、上述の接種回数には3回目も含んだものとなっている。3回目の累計接種回数は62万6535回。市中感染確認例が相次ぎ出現したことで、年初から再び接種回数が上向きに転じている。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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