マカオ、松山歩行者用トンネル含むバイパスルートが竣工…世界遺産ギア要塞へのアクセスも便利に

 このほどマカオ政府公共建設局(DSOP)がマカオ半島新口岸地区と高士徳地区一帯を繋ぐ歩行者用のバイパスルートにあたる「環松山歩行系統設計建設工程」が竣工したことを公式ホームページで明らかにした。

 バイパスルートは、松山歩行者トンネル及び連絡歩道橋等で構成され、移動距離は従来ルートの1.1kmに対し、新ルートでは400mに大幅短縮。

 トンネルの出入口は新口岸地区側がカーザレアルホテル/Caltexガソリンスタンド前、高士徳地区側が二龍頭公園にあり、トンネル内には動く歩道、また松山のトレッキングコースとの間にエレベーターも設置される。

松山歩行者用トンネルの高士徳地区側の入口(写真:DSOP)

 ローカルにとっては住宅密集地とビジネス街が繋がることによる通勤利便性、観光客にとっては世界遺産・ギア要塞とのアクセス向上が期待される。なお、供用開始日は未発表で、近く発表される見通し。

 近年、マカオでは歩行環境の向上を図るための高架歩道「スカイコリドー」などの整備が進んでいる。

松山歩行者用トンネル内部のイメージ(写真:DSOP)

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