ポルトガルの缶詰専門店「ロージャ・ダシュ・コンセルヴァス」がマカオ進出=欧州外で初

ポルトガルの缶詰専門店「ロージャ・ダシュ・コンセルヴァス(Loja das Conservas)」の欧州外で初進出となる店舗がマカオにオープンすることがわかった。

ユーラシア大陸の西端に位置し、大西洋に面した長い海岸線を有するポルトガルでは古くから漁業が盛んで、缶詰製造業の歴史も長く、高い品質とノウハウを誇ることで知られる。

「ロージャ・ダス・コンセルヴァス」は1853年に創設されたANICP(ポルトガル魚類缶詰製造業組合)によるアンテナショップ的存在で、ポルトガル各地のメーカーが製造した各種缶詰を取り扱う。ポルトガル・リスボンの本店のほか、フランス・パリとオーストリア・ウィーンでもコーナー展開を行っており、レトロ調のパッケージや珍しい魚を使った商品などがお土産として人気となっている。

ポルトガルの缶詰専門店「ロージャ・ダシュ・コンセルヴァス」マカオ店外観ー本紙撮影

ポルトガルの缶詰専門店「ロージャ・ダシュ・コンセルヴァス」マカオ店外観ー本紙撮影

マカオ店はすでにテスト営業をスタートしており、3月26日にグランドオープンを予定しているとのこと。所在地は世界遺産セナド広場と福隆新街というメジャーな観光名所の間にある新填巷というストリート。マカオ店の規模はリスボンの本店に近く、記者が取材に訪問した時点で19社の300種類を超える缶詰が店内の壁面に美しくディスプレイされ、中心価格帯は1個日本円で500円前後だった。新たなマカオのお土産ショッピングスポットとして脚光を浴びそうだ。

ポルトガル各地から集められた缶詰が並ぶー本紙撮影

ポルトガル各地から集められた缶詰が並ぶー本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  2.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…
  3.  近日、マカオを含む中国華南の珠江デルタ地域では大雨が続いている。  マカオ政府海事・水務局…
  4.  マカオ貿易投資促進局(IPIM)は4月24日、マカオにおけるMICE誘致状況のアップデートを明ら…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun