マカオの公共路線バスでアリペイと銀聯アプリによる運賃支払い対応がスタート

 マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の銀聯カードと紐付けした銀聯アプリの乗車QRコードを使った運賃支払い対応がスタートした。

 マカオ政府交通事務局(DSAT)によれば、スタート初日となった25日午後5時までに3432人が中国本土版・香港版のアリペイ、マカオ以外の銀聯カードと紐付けした銀聯アプリの乗車コードを使って運賃を支払ったとのこと。このうち中国本土版・香港版のアリペイが97.6%を占めた。

新しい運賃支払い方法について乗客に説明する公共路線バス2社のスタッフら(写真:DSAT)

 同局では、新しい運賃支払い方法の導入による成果に注目するとともに、今後も市民及び旅客の利便性向上のため、他の支払い方式への対応を検討していくとした。

 なお、中国本土版・香港版のアリペイ、マカオ以外の銀聯カードと紐付けした銀聯アプリの乗車コードを使った支払いの場合、運賃は1乗車あたり6パタカ(日本円換算:約116円)となり、従来の澳門通(マカオパス)カード及びMpay、マカオのシンプルペイ、マカオの銀行と紐付けした銀連アプリの乗車QRコードで適用される割引運賃及び乗り継ぎ割引の対象にはならないため注意が必要。

マカオの公共路線バスを運営する澳巴(上)と新福利(下)の車輌のイメージ(資料)=本紙撮影

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