マカオ国際マラソンの一般参加枠大幅増…1万人分に=健康ブームで人気高まる

マカオの冬の名物イベントとして知られる市民参加型マラソン大会「マカオ国際マラソン」。35回目を迎える今年(2016年)の開催予定日は12月4日となっている。

大会主催のマカオ政府体育局(MSDB)、マカオ陸上競技総会が9月21日午後に行ったプレス発表会で明らかにした内容によると、例年通りフルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソンの3部門が用意されるという。

スタート、ゴール地点は各部門ともタイパ島のマカオ・オリンピック・スポーツセンター・スタジアムで、フルマラソンではカルヴァーリョ総督大橋を渡ってマカオ半島に入り、南湾湖畔、民国馬路、世界遺産・媽閣廟前を通り、西湾大橋を渡って再びタイパ島へ戻り、さらにコタイ地区からコロアン島の石排湾地区を巡る新コースを予定しているとのこと。

エントリーは9月24日からイベント公式ウェブサイト等を通じて先着順で受け付けるとし、一般参加の定員は前年の8000人から大幅増となる1万人分(フルマラソン1400人、ハーフマラソン3600人、ミニマラソン5000人)に増えるという。

また、今大会の賞金総額は前年からおよそ4割増の216万パタカ(日本円換算:約2743万円)に上り、大会の冠スポンサーには、12年連続でマカオのカジノIR(統合型リゾート)運営企業のギャラクシーエンターテイメントグループに決まったとのこと。冠スポンサー契約は2018年までの3大会分で、スポンサー料の総額は750万パタカ(約9496万円)。

マカオ国際マラソンは毎年12月第1週の日曜日に開催されている市民マラソン。1981年の第1回大会の参加者は400人だったが、近年の健康ブームに乗ってエントリー希望者数が増加傾向にあるという。

なお、海外からの参加者では日本人が多いとのことで、公式ウェブサイトには日本語版(http://www.macaumarathon.com/jp/)も用意されている。

今年で35回目の開催となる「ギャラクシーエンターテインメント杯マカオ国際マラソン2016」の概要発表プレス発表会の様子=9月21日、マカオ(写真:MSDB)

今年で35回目の開催となる「ギャラクシーエンターテインメント杯マカオ国際マラソン2016」の概要発表プレス発表会の様子=9月21日、マカオ(写真:MSDB)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  3.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…
  4.  近日、マカオを含む中国華南の珠江デルタ地域では大雨が続いている。  マカオ政府海事・水務局…
  5.  マカオ貿易投資促進局(IPIM)は4月24日、マカオにおけるMICE誘致状況のアップデートを明ら…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun