マカオのカジノでギャンブラーに代打ち持ちかけ現金詐取…自称カジノマスターの中国人逮捕

マカオ司法警察局は2月7日、マカオのカジノ施設内でギャンブラーに代打ちを持ちかけて自身の銀行口座に多額の現金を振り込ませた後、姿を消していた自称カジノマスターの中国本土出身の男(50)について、巨額詐欺罪で逮捕、送検したことを明らかにした。

同局の発表によれば、同月1日、中国本土からマカオを訪れていたギャンブラーがマカオ新口岸地区にあるカジノ施設でゲームに興じていたところ、カジノゲームに精通していると自称する男から声を掛けられ、代打ちを持ちかけられたとのこと。

ギャンブラーはこの男の話を信じ、親類に「カジノマスター」の口座へ3万人民元(日本円換算:約49万円)を振り込むよう依頼した上、指定のカジノ施設での待ち合わせの約束をして一旦別れたが、結局、カジノマスターは待ち合わせ場所に姿を見せず、「急な用事ができてマカオを離れる必要ができ、5900人民元(約10万円)を銀行振込で返金し、残額は次回マカオに来た時の賭博用にする」との連絡があったという。

その後、通報を受けた警察が捜査に着手。被疑者の身元を割り出し、再びマカオに戻ったタイミングで身柄の拘束に成功した。被害総額はおよそ2万4000人民元(約39万円)とのこと。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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