マカオの大型IR併設ホテルのプールで韓国人男児が溺死…水深1.2メートル

マカオ・コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)サンズコタイセントラル併設のシェラトングランドマカオホテル4階の屋外プールで6月23日午後6時頃、4歳の韓国人男児が溺れる事故が発生した。

マカオ警察局及び消防当局の発表などによれば、男児は両親と一緒にプールを訪れていたといい、溺れたのは水深1.2メートルのジャグジーとのこと。溺れているのが見つかった後、ホテルスタッフによる心肺蘇生が試みられたが、救急隊員が到着した時点で、すでに意識はなく、心肺停止状態だったという。その後、搬送先の仁伯爵綜合醫院で死亡が確認された。

近年、マカオを訪れる韓国人旅客が急増しており、2014年に初めて年間50万人の大台を突破し、過去最高の55.4万人を記録。2015年は夏期に流行したMERS(中東呼吸器症候群)の影響を受けて一時落ち込んだことから前年から0.1%減となったが、2年連続で大台を突破した。訪マカオ旅客に占める国・地域別の順位では中国本土、香港、台湾に次ぐ4位で、5位の日本(28.2万人)を大きく上回る。今年1〜5月累計でも前年同期比38%の大幅増となる36.7万人達している。

サンズコタイセントラル。右の2棟がシェラトングランドマカオホテル(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

サンズコタイセントラル。右の2棟がシェラトングランドマカオホテル(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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