電気自動車主力の米テスラ、マカオ進出へ

電気自動車を主力とする米国の新興メーカー、テスラモーターズがマカオ市場への進出を計画していることが明らかとなった。同社は同日からマカオのIR(統合型リゾート)ヴェネチアンマカオのコタイエキスポホールで開催される自動車ショーに初参加し、最新型の電気自動車を展示するという。

マカオの日刊紙澳門日報が11月6日付紙面で報じた記事によると、テスラモーターズの香港・マカオ地区責任者は、目下、マカオのサービスセンターの開設準備を進めており、が来年(2016年)第1四半期にもオープンできるとの見通しを語ったとのこと。また、マカオでは電気自動車の新車登録時に減税を受けられるほか、面積が小さく往復のドライブが20km程度であることから、公共駐車場内の充電ステーションが整うことで、電気自動車の普及が一気に進むとの見方を示した。同社では、マカオ進出を前に、マカオ政府に充電ステーション拡充を求める提案の実施や、カジノ運営会社など現地大企業へ電気自動車導入による企業イメージアップなどのメリットを訴えていくという。

マカオの道路は左側通行(右ハンドル車が主)となっており、英国、香港、豪州、日本などと同じだ。マカオの隣に位置する香港を含め、すでに複数の左側通行国・地域に進出しているテスラブランドの電気自動車は右ハンドル車を用意している。

テスラモーターズが香港のショッピングモールで開催した展示会の様子(資料)=2015年8月—本紙撮影

テスラモーターズが香港のショッピングモールで開催した展示会の様子(資料)=2015年8月—本紙撮影

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